FLASHではなぜダメ?HTML5対応デジタルブックの作り方を解説

デジタルブック(電子ブック)はFlash(かつてAdobe Systemsが開発・販売していたマルチメディアおよびゲーム開発のためのプラットフォーム)で制作されたものとHTML5で制作されたものと2つあります。かつてはFlashが主流であったものの、現在ではHTML5が多くなってきています。

理由としては、Adobeは2020年12月をもってFlashのサポートとアップデートを終了したため、セキュリティなどの観点から利用を推奨されなくなり、業界や業種問わずHTML5に移行しているためです。

今回はデジタルブックはなぜHTML5で作るべきなのか、また、デジタルブックを制作したい方に向けてその作り方をご紹介します。

デジタルブックをFlashよりもHTML5で作成したほうがよい理由

なぜデジタルブックをFlashよりもHTML5で作成したほうがよいのでしょうか。ここではその理由についてご案内いたします。

プラグインを必要としないため

Flashの場合、Flashコンテンツを再生するのにプラグインである「Flash Player」が必要です。さらに、使用するブラウザごとにプラグインをインストールしなければならないため、コンテンツの再生に手間がかかります。
さらに、プラグインが脆弱性を改善したなどとしてアップデートがあると、ユーザーも都度対応しなければなりません。Flashにはユーザー目線で面倒なことが多いのです。
しかし、HTML5ではプラグインを必要としません。コンテンツを再生するのに、面倒だったプラグインのインストールが不要なため、いつでも手軽に再生できます。

スマートフォンで閲覧できるため

AppleのCEOであったスティーブ・ジョブズが「iOSでFlashテクノロジーをサポートしない」旨を発表したのも、Flash離れに大きな影響を及ぼしました。
実際、iPhoneの標準ブラウザのSafariはFlashコンテンツの再生ができません。iPhoneを使っているユーザーは、Flashコンテンツの再生及び、Flashを利用したデジタルブックの配信が不可能となっています。
一方、HTML5であればスマートフォンでも問題なく閲覧が可能なため、ユーザーを限定せず配信できます。現在、Flashを使ったデジタルブックを提供しているのは、少数派かもしれません。

セキュリティ対策が十分にされているため

サービスを安心して利用する上でセキュリティ対策が必須ですが、Flashはセキュリティの脆弱性の問題もありました。 Flashコンテンツを掲載しているWebサイトにアクセスすると、パソコンのシステム制御のクラッキングや、ブラウザのクラッシュなどセキュリティ面の不備が散見されていました。
対処法としてはアップデートをする、もしくはFlash Player自体を削除するしかなかったので、安全かつ気軽にサービスを利用しにくいものでした。

さらに、ユーザーは都度インストールを繰り返さなければなりませんが、ITリテラシーが低いユーザーはアップデートせず、非常に危険な状態のまま利用していたこともあったでしょう。 特に企業の場合は、顧客の情報が盗まれてしまう危険性もあるため、Flashを使わない方針で活動するしかありません。
HTML5であればセキュリティの脆弱性も解消されているため、安全にサービスの利用ができます。

HTML5対応デジタルブックの作り方

HTML5に対応したデジタルブック(電子ブック)の作成方法を確認していきます。非常に簡単なため、誰でもデジタルブックの作成が可能です。

1.デジタルブック化したいデータを用意する

まずはデジタルブック化したいドキュメントのデータを用意しましょう。基本はPDFやjpegなどから作成します。 ツールやサービスによっては対応している拡張子が異なるため、用意したデータをデジタルブック化できるツールやサービスを選択しましょう。

2.HTML5に対応した作成ツールやサービスにアップロードする

データの用意ができたら、データをサービスにアップロードします。アップロードはドラッグ&ドロップでアップロードが可能です。 データの容量にもよりますが、大体数秒から数分程度でアップロードが完了します。

3.デジタルブックを公開する

アップロードが完了したら電子ブックのタイトルや冊子が開く方向、公開期間などを決定します。しかしながら、項目にチェックを入れていくだけで設定ができるため、専門的な知識や難しい操作は不要です。

サービスによっては公開したデジタルブックの管理ができる機能も搭載されており、管理も簡単です。

ツールの指示に従っていけば誰でも作成ができるため、初めての方でもデジタルブックの作成ができます。ご興味がある方はぜひ試してみてください。

デジサクに依頼すると・・・

デジタルブック制作サービスのデジサクに依頼する方法をご紹介します。規定のデータを用意し、入稿・依頼をするだけで最短翌日で納品が可能です。様々なオプションや、納品形式にも対応しています。
お見積りはこちらからご依頼いただけます。

まとめ

デジタルブックはFlashではなく、HTML5で作成した方がよいことが分かりました。Flashで作成してもユーザーに届かず、脆弱性だけが目立ってしまうため、利用しないようにしましょう。

デジタルブック(電子ブック)制作でお悩みの際は、多数のデジタルブック、電子カタログ制作代行実績のある私たちデジサクにお任せください!
PDFもしくはJPEGデータをご入稿いただくだけで、HTML5対応のデジタルブックが驚くほどの低価格3,740円~(税込)で最短翌日には納品することが可能です。
料金は1冊ごとに買い切りなので、作成したデータは配布や販売が可能なうえ、月額費用などのランニングコストが発生しないので安心です。低価格、短納期、安心がモットーのデジサクをぜひご検討ください。

デジサクについて気になる点がありましたら、こちらよりお気軽にお問い合わせください。